直接助けることはできないけど、助けたいっていう気持ちや行動が生きる励みになっているんですね。
*****ココカラ*****
操(友人の名前です)、いろいろとありがとう。
感謝してます。
操の人脈と、私のメールに反応と行動をいただいたあたたかな方々の一言一言に、涙が止まりません。
よかったら、もう一度、皆さんに伝えてください。
私の自宅付近はおかげさまでライフラインの復旧が早く、食料さえ調達できれば、なんとか暮らしていけるようになりました。
夜はこうして家に少しでも帰り、また翌朝から戦うために身体を休めています。
でも、それも、ガソリンが尽きたら苦しくなるのですが。
身動きが取れなくなると、ずっと学校に寝泊まりせざるをえなくなります。
帰る場合は、片道二時間の徒歩です。
しかし、鹿妻で避難生活を送っているみなさんや、家も家族も失ってしまった方々のことを思うと、贅沢な悩みです。
生きている。
愛する家族と、生きて再会できている。
帰る家がある。
それは、何て幸せなことなのでしょう。
一晩中、首から下まで全部水に浸かっていた人。
みぞれの降る中、自宅の屋根の上で朝まで過ごした、私のクラスの一年生の男の子。
先に二階に逃げろと言われて避難したものの、一階にいる車椅子の祖母を救いに行った両親が共に流されてしまって一人になった子。
夜中に職場から自宅に戻り、二階に避難していた三年生の娘に再会できた父親。
しかし、明朝、水の引いた一階の台所で、生き絶えた妻を発見。
どうして一人だけ生き残ってしまったのだろうと嘆く、八十歳、九十歳のお年寄りたち。
精神的に追い詰められ、夜な夜な徘徊する人たち。
もちろん、復興に向けて頑張っている人たちが多いです。
皆さんに支援していただき、本当に助かっています。
心から感謝しています。
ありがとうございます。
悲しい現実と、こんなときだからこそ見えてしまう人間のあたたかさ、そして醜さ。
でも、避難したり、疎開したりしている子どもたちが帰ってきたときに、私自身が笑顔で迎えてあげられるように、これからも頑張っていこうと思います。
みなさん、もう少しだけ、お力を貸してくださいね。
お返しできるものは何もないけど…。
気をしっかりともって頑張っていくから、支えてください。
お願いします。
皆さんからの励ましの言葉、元気の素になります。
宮城県石巻市
及川ゆかり
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